ピストルクロスボウの組立・試射

前から気になっていた、ピストルクロスボウを購入してみました。フルサイズのクロスボウや、弓なんかも欲しいのですが、それは後のお楽しみとして、とりあえずお手頃価格のピストルクロスボウを試してみます。

試すといっても、弓矢(クロスボウ含む)を狩猟で使うことはできませんから射撃用です。狩猟では使用禁止になっているものの、そこそこ威力はあります。室内で撃つのも気が引けますが、屋外で気軽に撃つという訳にもいかない(世間体的に)のが難しいところですね。販売店では、バックストップのある安全な場所で使うように案内されています。どこか人気のない山にでも行きますか。

さて、いざ購入しようと思ってネットで調べてみると、日本ではマンカンエンタープライズ製(台湾)とパーフェクトライン製(台湾)が圧倒的に多いようです。両者を比べると、外見はほとんど同じですが、パーフェクトライン製の方が高価なようです。

よく雑誌の広告で見掛けますが、いざ購入しようとすると、ネットではどこも品切れ。
ようやく発見できました。

本体8800円、交換用の弦、矢(ABS製、12本)を合わせて、合計10400円でした。
ちなみに、クロスボウは海外サイトでは購入することができません。カベラスなどでは、メーカー数も多く、品揃えも充実しているのですが、残念です。

パッケージ
届きました!
開封
開けるとこんな感じ。アルミ矢が3本付属しています。
矢
上が付属のアルミ製、下が別売りのABS製です。ABS製の方が少し軽いようです。
組み立て開始
早速組み立てましょう。といっても、本体に弓を固定し、弦を張るだけです。
弓
弓の両面をゴムシートで挟み、ボルトで固定する方に金属プレートを置きます。金属プレートは、ボルト側に穴の開いている方をセットします。
取り付け位置
本体全部に弓を差し込み、付属の六角レンチで固定します。弓の中心がずれないように注意。

弓が固定できたら、付属のリムチップ(弦を引っ掛ける部品)を弓に差し込みます。このとき、ハンマーで叩くなどして衝撃を与えると、発射時に割れやすくなりますので、手で差し込むようにします。奥までしっかり差し込みましょう。

完成
弓を固定するボルトをしっかり締めて弦を張ったら完成。弦の当たる部分を研磨すると良いそうですが、気になるようなバリはなかったので、素組みのままです。

組み立て自体は簡単ですが、弦を張るのには少しコツが入ります。
まず、弦を締まる方向に5~6回ほど巻いておきます。巻いておくことによって、弦の強度が上がるそうです。

購入サイトの説明では、2名で作業するように書かれていましたが、今回は1人の方法でやってみました。

1人で弦を張るには、補助用の弦を張る方法や、ラチェット式ベルトを使う方法がありますが、道具を使わずにやってみました。床(地面)が硬い場合、リムチップを傷つける恐れがありますので、布などを当てます。右手は、皮手袋をした方が楽です。

テコの容量で左足と右手に、均等に力を掛けます。体重を掛けるようにすると楽ですが、無理をすると弓が割れるので注意してください。無事に弦を掛けられたら、完成です!!

照星
標準ではアイアンサイトが付属しています。散弾銃のようなビーズ型の照星です。
機関部
引き金を引くと、レバーが押し上げられ弦が開放されます。10mmレールの上には照門が付きます。一応、上下左右の調整は可能ですが、精度は低いです。
グリップ上方
グリップを上から見た写真。グリップ上部のボタンを押し下げると、コッキングレバーを引くことができます。

左右に出ている棒は、セイフティレバー(安全装置)です。後方に倒すとロック、前方に倒すと解除となります。バネで引き金を止めるだけの単純な構造です。セイフティを掛けていても、衝撃を与えると矢が発射される可能性がありますので注意が必要です。

コッキング中
コッキング中。すべて金属製で思ったよりもしっかりしています。

テコの原理でコッキングするものの、そこそこ力は要ります。ま、エースハンターで日々ポンピングしている諸氏なら問題ない程度です。

試射
早速試射! 見事命中!! しかし・・・

ネコの爪とぎ用段ボールを的にしてみました。アイアンサイトの調整もやっていないので、3mほどの距離から確実に撃ちます。見事命中!! しましたが、的を貫通してソファに穴が開いてしまいました。。。 奥さんにバレるとマズイです! 室内で試すときは、バックストップにご注意を・・・

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