スーパーカブ(AA04)にシフトインジケータを取り付ける。

スーパーカブ(AA04)にシフトインジケータを取り付けました。

無事にボアアップを終え、ついでに風防も付けて渉猟バージョンにアップデートしたスーパーカブ。
ネットでカブ関連のパーツを見ていたら「シフトインジケータ」なるものを発見したので、取り付けてみました。

シフトインジケータとは、現在何速に入っているかを表示するものです。スーパーカブ(AA04)は、4速までありますが、メーターパネルにはニュートラル表示しかありません。走行中にどのギアで走っているのか、自分で把握しておかないといけません。

まあ4速までしかないので大体わかるんですが(大型バイクのギア数はもっと多いらしい)、早朝とかボケーっとしているときには、4速なのにシフトアップしてしまい、ガクつかせることがあります。こういうのを「幻の5速」といって、結構皆さんやらかしてるようです。

で、シフトインジケータがあれば、うっかり幻の5速にいれちゃうこともないという訳です。更にググってみた結果、スーパーカブ(AA04)の場合、1~4速の信号が途中まで配線されているので、その配線をLEDに繋ぐだけでOKなのだそうです。

ボアアップのとき購入したサービスマニュアルの配線図を確認してみると、確かに9Pカプラに配線は出ています。

問題はどうやってシフトインジケータを付けるかです。ネットでは自作でカプラからLEDへ配線する人もいますが、色々ググっているとバイク用のシフトインジケータを見つけました。6Pカプラにシフトの信号を入力することで、ニュートラル~5速まで表示できるものです。この6Pカプラへ、カブ本体の9Pカプラから配線してやればいけそうです。

考えた末に、下記の配線でやってみます。電気関係は自信ありませんが、たぶん大丈夫・・・

配線
こんな感じの配線にしてみます。緑丸のところが配線箇所です。6Pカプラの線は6本ありますが、うち2本はニュートラルと5速なので今回は使いません。
今回購入したパーツです。
今回購入したパーツです。6Pカプラは結局使いませんでした。

配線に基づいて、部品を購入しました。購入パーツは以下のとおり。

      1. シフトインジケータ
      1. ネットで色々な種類のものが売られています。12V対応で4速まで表示できるものならOKです。
      1. 110型9極カプラ
      1. インジケータの6極カプラからカブ本体の9極カプラへ配線するために購入。コードを接続するための端子が欲しかっただけなので、カプラ本体は使いませんでした。
      1. 110型6極カプラ
      1. インジケータの6極カプラと接続するために購入しましたが、配線の都合で使いませんでした。
      1. ギボシセット
      1. コードの結線や分岐で使用するので購入。無くてもなんとかなると思いますが、あるとキレイに配線できます。
      1. 電工ペンチ
      1. 当初、購入していませんでしたが、作業完了後に買い足しました。つまり、無くてもなんとかなりましたが、あった方が確実に配線できます。電工初心者は買った方が無難。

材料も揃ったので、いよいよ取付けます。まず外装を外します。サービスマニュアルによると、シフトの信号が出ている9Pカプラは、ボディカバー(左)の裏にあるようです。
マニュアル通りだと、ボディカバーを外すには、レッグシールド、リアキャリア、リアトップカバーなどを外す必要がありますが、これが結構メンドくさいのです。リアトップカバーは外さなくても、少しめくってやればボディーカバーを外すことができます。

リアトップカバーを少しめくってボディーカバー
リアトップカバーを少しめくるとボディーカバーを外せます。

あとボディカバーを外す時に苦労したのが、トリムクリップの外し方です。ボディカバーに向かって右下のあたりに、1か所だけトリムクリップを使っているところがあります。最初、コレの外し方がわからず、15分くらい悩みました。サービスマニュアルを見ても、「中央部を押して取り外す」くらいしか書いてません。

今思うと「真ん中押せ」って書いてあるんですけど、構造を理解できてなかったのでしっかり押せてませんでした。マイナスドライバーなどで、グイっと押すとあっさりとれます。一度コツがわかると簡単なんですが・・・

真ん中の溝を押し込むと外れます。
真ん中の溝を押し込むと外れます。

ボディカバー(左)を外すと下側に9Pカプラがあります。エンジン側は5本入っていて、中央がニュートラルです。出力側は1本だけ(ニュートラル)出ていて、メーターパネルまで配線されています。この出力側のカプラに4本配線します。

赤丸がシフト信号の9Pカプラです。
赤丸がシフト信号の9Pカプラです。

今回の作業で一番悩んだのは、シフトインジケータをどこに取り付けるか? です。まあ、どこでもいいんですが・・・ いざ場所を決めようとすると、アレコレ迷います。
最初に思い浮かんだのは、ハンドルカバーに穴を開けて、その中に埋め込んでしまおうという案です。見た目は良さそうですが、ハンドルカバーを外すのはかなりめんどくさそうです。こないだ風防付けたばっかりだし・・・

ハンドル周りを調べてみますが、メーター内に配線を引き込めるような隙間はありません。唯一、サイドミラーの根本に2~3ミリの隙間がありました。ウィンカーを外してみると、ここからメーターパネルの配線に通すことができそうです。これなら、ハンドルカバーに穴を開けなくても済みそうです。

一旦穴を開けちゃったら元に戻すのは大変ですから、とりあえずポン付けでいきましょう。

散々迷った末に、風防のステーにくっつけました。
散々迷った末に、風防のステーにくっつけました。見た目イマイチですが、まぁこんなもんでしょ。

配線は、サイドミラーの隙間を通して。

6Pカプラを切断してギボシに付け替えました。
6Pカプラを切断してギボシに付け替えました。

シフトインジケータから出ている配線は、ニュートラル~5速の6本とプラスが1本の計7本出ています。1速~4速の4本は9Pカプラへ繋ぎますが、プラス線は既存のニュートラルインジケータのプラス線(黒)へ繋ぎます。メーターパネルを外すのはめんどくさいので、ウィンカーの隙間から覗いたところ、それらしい黒線を発見。本当はテスタ(一応持ってる)とかでチェックしたほうがいいのかもしれませんが、たぶん合ってるでしょう。

赤丸のメーターパネルからの配線に接続します。
赤丸のメーターパネルからの配線に接続します。

次は、9Pカプラへの配線です。サービスマニュアルを確認しつつ、コードの色を間違えないように配線していきます。購入した9Pカプラに付属の端子にコードを繋ぎ、既存の9Pカプラにカチっと差し込むだけ。特に苦労しませんでした。

コードの配色は以下のとおり。
シフトインジケータの6Pカプラ配線:0(ニュートラル)=緑/赤、1速=桃、2速=青/赤、3速=緑/黒、4=黄/赤、5速=黄/白
カブ側の9Pカプラ配線:0(ニュートラル)=若葉/赤、1速=黄/赤、2速=黒/青、3速=白/青、4速=桃

9Pカプラの4隅に配線します(真ん中はニュートラル)
9Pカプラの4隅に配線します(真ん中はニュートラル)

これで配線は終了。配線を固定するまえにテストしてみます。

ニュートラル

1速

2速

3速

4速

あっさり成功!! 思ったより、すんなり出来ました。これで幻の5速を踏むこともなくなるでしょう。やれば出来るもんですねぇ~

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