スーパーカブ(AA04)のスタッドボルトを交換しました。
先日、マフラーを交換した際、エキゾーストパイプ(エキパイ)を固定しているスタッドボルトが曲がっているのに気づきました。
「まあ、マフラーを外すことなんてないだろうし、このままでいいか」とそのときは思ったのですが、後からネットで調べたところ、スタッドボルトの不具合を放置していると、ボルト破断などの重大なトラブルを招くこともあるようです。
スタッドボルトには焼きが入っていると思うので、曲がっているということはポッキリ折れてしまう可能性もあります。もし折れてしまったら、最悪の場合はヘッド交換・・・ 苦労してカスタムしてきたのにヘッド交換はゴメンです。
予防交換ということで、早めに交換することにします。パーツリストで型番を確認してWebikeさんで発注すると、1本60円。2本で120円です。それだけだと送料がもったいないので、ついでにアルミステップも買ってしまいました。
問題は外し方ですが、通常はダブルナットといってナットをふたつ締め付ける方法と、スタッドボルトリムーバーなどの専用工具を使う方法があります。ここは無難に専用工具を購入(8mm用で2000円くらい)することにしました。
この専用工具は良くできていて、本体を回転させることで内部にある3つのローラーが回転し、挿入された軸を締め付けるというものです。構造上、ボルトのネジ山をつぶしてしまう可能性があるため、取り外したスタッドボルトは再利用できないことがあるので、要注意。
こういった専用工具を使っても、ヘッド側にボルトが固着してしまって外せないというトラブルが起こるのだそうです。新車3年目のカブなので固着はしていないと思いますが、万一固着していた場合、曲がっているだけに折れないか不安です。
もしスタッドボルトが折れたら・・・ 私のスキルでは折れたボルトをヘッドから取り除いたり、ヘッドを交換するのは無理でしょう。そうなったらホンダドリームへ持ち込んでヘッド交換しかありません。純正のヘッドは16000円くらいなので、工賃込みで4~5万? それは痛い・・・
なんとか折らずに交換せねば・・・ということで、パーツが届くまでの間、毎晩スタッドボルトの根本にCRC-556を吹き付けておきました。もし固着していたら、少しはマシになるはずです。そしてパーツと工具が揃った土曜日。満を持してフランジを固定しているナットを外し、曲がったスタッドボルトにリムーバーを差し込みます。
軽くリムーバーを手で回して固定します。ここは慎重にいかないといけません。ゆっくりとリムーバーを回し、ローラーが噛み合った手応えを感じたところで、グッと力を入れます。
「スルッ」
あれ? なんか今動いたような・・・ まだラチェットは使わずに手で回しただけなんだけど、ローラーが噛まずに滑ったのかな? もう一度回してみます。
「スルスルスルスル」
手で回すだけで外れた!! 専用工具まで用意してたのに、あまりにも簡単に外れたので拍子抜けしてしまいましたが、まあ無事に外れたのでヨシとしましょう。
新しいスタッドボルトをセットし、フランジを固定したら交換完了。スタッドボルトが曲がっていたせいで、フランジまで歪んでいますが、とりあえず様子を見ます。
了