実質1回目の出猟となる3連休。天候も安定しそうなので、土日で1泊することにしました。
朝はのんびり用意して10時頃に自宅を出発。猟場に11時頃到着しました。猟期1年目の頃は夜明けと共に猟場に入ったりしてましたが、カモに関しては夜明けだから良いということはなかったです。キジは夜明けが良いと聞きますが、実際にはどうなんでしょうね。
1年ぶりの猟場ですが、道路沿いに工事が入っているものの、ため池のあたりは変わりありません。例年より水量が少ないですが、まあ問題ないでしょう。
エースハンターを銃袋から取り出し、8回ポンプしてからいつもの待ち位置に入ります。双眼鏡で水面をチェックしますが、カモの姿は見えません。ま、いきなりチャンスがあるとも思ってませんから、そのまま待ちに入ります。
1時間ほど待ちましたが、カモの気配はありません。一旦猟場を離れて、野営の準備をすることにしました。野営地は、ため池沿いの少し高くなっている場所に決めています。ここなら、水面のカモに気取られる心配もありませんし、万一カモが飛来したら羽音が聞こえるかもしれません。
地面に落ちている枝や石を片付けてテントを張り、かまどを作りました。かまどといっても、木の枝を地面に立てて簡単な反射板にするだけです。ファイヤーボックスナノを使うので、これで充分です。
一通り設営が終わったら、装備をテントの中にいれて再びため池に戻ります。ため池に近づくときが一番注意しないといけません。思わぬところにカモが潜んでいることがあります。
いきなり岸辺に近づかず、10mほど離れた茂みの陰から様子を伺います。水面に気配はありません。足音を立てないよう、いつもの待ち位置に入ると・・・視界の端をすーっと何かが動きました。しまった、アオクビだ!! 慌てて動きを止めますが、時すでに遅し。気付かれています。カモの視界から消えれば飛ばれないかもしれません。飛ばれなければチャンスはあります。そのまま後ずさりした瞬間・・・バタバターっと飛んでしまいました。。。
うーん、油断していたわけではないのですが、ちょっと位置が悪かった。カモに気付かれていたなら、動きを止めずに通り過ぎたほうが良かったかもしれませんね。とかなんとか考えていると、目の前10mのところをスイーっと横切る鳥がいます。カワウだ・・・
カワウはダイオキシン汚染があるので、食べられないそうです。駆除対象にもなっていないので、撃ちません。しばらくするとこちらに気付いたようでバタバタと飛んでいきました。
結局それ以降はカモの姿を目にすることはありませんでした。逃がしたのは残念ですが、このため池でアオクビを見たのは初めてです。またチャンスがあるかもしれませんね。
了