出猟3回目!

「どうせ、居たって獲れねぇよ・・・」

山賊ダイアリーに登場するマサムネくんの言葉ですが、まさしく私の為にあるような言葉ですね。そうです。今回も獲物なし!

今日の天気は曇り。日が昇ったら晴れそうです。

夜明け頃
ちょうど夜明け頃です。ここから猟場まで徒歩1時間。

徒歩で猟場へ向かいます。今日は気温が低いので汗もかかず、1時間ほどで猟場に到着しました。2ヶ所あるため池のうち、ひとつをチェックしますが鴨の姿は見えません。ここはあまり期待していないので、次の池へ向かいます。

猟場到着
鴨の姿は見えません。

更に15分ほど山道を歩き、本命の池に到着。エースハンターを取り出してポンピングし、沢筋に入ります。前回の反省を思い出し、一歩一歩慎重に進むと、ほとんど音を立てずに池に辿り着くことができました。

ここからが勝負です。身を屈めて、流れ込み付近の岸辺を探りますが、鴨の姿は見えません。前回もこれで失敗したので、10分ほど屈みこんだまま様子を伺いますが、変化なし。切上げて次の沢筋に向かうことにします。

鴨はいませんでしたが、先ほどの移動は上出来でした。ほとんど音を立てずに進めました。我ながら上達してきたかなぁ~ 今日こそ獲物が獲れそうだなぁ~などなど思いながら次の沢筋に到着。すると、沢に入った途端、「ドバババババっ」と凄い羽音を響かせて、すぐそばから何か飛び立ちました。

「えぇっ??」

慌てて確認すると、木々の切れ間から鳥が飛んでいくのが見えます。間髪入れず、「ズバババババっ」と、これまた大音響で2羽目が飛び立ちました。まだ池からは50mほど離れています。今まで見た鴨とは羽音が違うような気がします。

「ひょっとして、ヤマドリ??」

気を取り直して沢に入りましたが、あんなに大きな羽音を立てられたら、鴨がいても逃げているでしょう。一応、池まで行ってみたものの、鴨の姿は見えませんでした。

さきほどのヤマドリ(?)は、林の中を飛び去りましたが、次の沢にいるかもしれません。今度は、沢筋に入る手前から音を立てないように慎重に進みます。ちょうど池が見えてきたとき、頭上の枝から「ドバババババっ」と何かが飛び立つ音が聞こえました。

「えぇっ!?」

慌てて見上げても時既に遅し。何かが飛び去った後です。さっきのヤマドリ(?)でしょうか。「この沢にいるカモ?」という狙いは当たったようですが、まさか木の上とは・・・ これにはすっかり気落ちしてしまいました。一応、残りの沢を回りますが、集中力も落ちてしまった上、鴨の姿も見当たりません。気分転換のため、少し早めの昼食をとることにしました。

とりあえず、火を起こしてから、食材を取り出します。今日は、焚火で焼いて食べようと鶏肉を持ってきました。本当は、獲物を焼いて食べれたらサイコーですが、ここは買ってきた鶏肉でガマンです。

昼食準備中
今日は、昼食用に鶏肉を持ってきました。
焼き鳥
手頃な枝をナイフで尖らせ、鶏肉を突き刺しました。
焼鳥完成
遠火の熾火で焼いた方がいいのですが、時間がないので強火で直に炙ります。

鶏肉を焼き上げるのに時間が掛かってしまいましたが、オニギリと温かい焼き鳥を食べたら、すっかり元気になりました。もう1度、沢筋を回ってみることにします。今度は沢・頭上の枝にも注意しながら進みますが、鳥の気配はありません。どうも鴨は付いていないようです。沢筋で待てば鴨が来る可能性はありますが、かなり気温が低く、30分もじっとしていると手足が冷え切ってしまいます。

この池は切り上げて、猟場開拓に出掛けることにしました。この山には池は2か所しかありませんが、沢筋や山道をチェックすれば、キジバトやヒヨドリが付くような木を発見できるかもしれません。県道を少し戻って、今まで入ったことのない沢を上ってみます。

猟場開拓中
樹上を見ながら、鳥の気配を探します。

結局、1時間ほど歩きましたが、鳥の気配はあるものの射程内に入ることはできず、午後3時頃に猟場を後にしました。本来なら猟期前に山の下見を済ませておくべきだったんですが、池に通えば何か獲れるだろうという考えが甘かったです。なんとか早いうちに猟場を増やして効率を上げたいものです。

まー、焚火で焼き鳥が楽しめたので、ヨシとしますか(苦笑)

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