2013年度 出猟5回目

2013年出猟5回目です。昨日も一昨日も休みだったのですが、あまりの寒さに出猟断念。今日はちょびっとだけマシだったので、出猟してきました。

朝7:30に自宅出発。すでに日は昇っている中、スーパーカブを走らせます。山を登るにつれて積雪が増えてきますが、幸い路面は凍っていない様子。

走行風で凍死しそうになりますが、なんとか猟場到着。すでに手の感覚がありませんが、なんとかエースハンターを5回ポンピングし、沢へ入ります。

慎重に進んでいくと、どうやら池の水は凍っているようです。去年も今頃は凍ってたなぁ。

水面全体を見渡してみると、どうやら3分の1ほどが凍っています。かなり寒く感じますが、水温はそれほど低くなっていないようです。残念ながらカモは付いていません。

案の定、凍ってます。
案の定、凍ってます。

池は全面凍結してなかったものの、ほとんどの山道は霜が下りていて歩くとバリバリと音がします。所々雪が残っているので、今日は待ち猟は止めます。凍死しそうなので。

山の中は霜だらけ。
山の中は霜だらけ。
ところによっては積雪。
ところによっては積雪。

とりあえず、池周辺の山を散策してみます。山道に入ってすぐ、頭上の木にヒヨドリが止まりますが、エースハンターを構える間もなく、飛んで行ってしまいました。

普段はヒヨドリを見掛けることもないので、これは良い兆候でしょう。ひょっとしたらヒヨドリの付いている木が見つかるかもしれません。飛んで行った方向に進んでみます。

3時間歩き回りましたが、結局ヒヨドリは見つからず・・・ 代わりにイノシシのうんこを見つけました(笑)

イノシシのうんこ。罠猟に転向しようかなぁ。
イノシシのうんこ。罠猟に転向しようかなぁ。

この池にはイノシシが来るようで、あちこちに掘り返した跡や、木の幹に体を擦り付けた跡が残っています。この辺に罠を仕掛けたら獲れちゃうんじゃないの?っと思ってしまうくらい、痕跡だらけ。まあ、そんな簡単にいったら誰でも罠猟師になれちゃいますけどね。

そんなことを考えつつ、ちょうどお昼になったので一旦スーパーカブに戻っておにぎり食べようと山を下りて池の端に出たとき・・・

カモいたーーーっ!!!
慌てて藪に身を伏せて様子を見ると、対岸の沢をカルガモが泳いでいるのが見えました。距離は約60mくらい。当たる気がしませんが、とりあえずエースハンターを8回ポンプします。

藪の中でエースハンターを構え、スコープを覗いてカモの姿を捉えました。やっぱり当たる気がしません。
ちょうど池の端に沿って道があるので、ここを匍匐前進していけば30mくらいまで近づけそうです。まだ霜が下りていて冷たそうですが、ここは行くしかありません。

意を決して藪から身を出した途端、カモが飛んでしまいました! 見られてたのか!! 遠いのに!! 2羽いましたが、もちろん撃てません。

でも、飛んで行った感じからすると、別の沢に下りているような気がします。慌てて別の沢をチェックしにダッシュ! 山を走ると危ないのですが、そんな悠長なことは言ってられません!

必死で走っていると案の定コケました。斜面をズリ落ちそうになりますが、なんとか木にしがみ付いて耐えます。ちょうど息も切れたので(笑)歩いていきます。

まずは、今まで一番カモが付いていた沢に到着。忍び寄りますがカモはいません。対岸の沢は氷が張っているので、残るはひとつ。はやる気持ちを抑えつつ、沢に入ります。

水辺は藪になっていて、見通しが効きません。一歩ずつ慎重に近づくと、藪の中に動くものが!
良く見るとカモのお尻です。距離約15m。撃てば当たりそうですが、藪の中でお尻しか見えません。お尻に当てても仕留めるのは難しいでしょう。

藪を避けて狙えるよう、更に近づきます。距離10m。もうカモの気配がハッキリわかるほど。あと一歩右に動いたら藪の隙間から狙えそうです。音を立てないように・・・ と、突然カモが飛びました・・・

藪越しに見られてなかったはずだし音も立ててないのですが、気配を感じたのでしょうか? ネコが寝ているのに人の視線を感じると起きるときみたいな?

ガックリしましたが、今回も別の沢に移っただけかもしれません。去年もそんなことがあったんです。
気を取り直して、池を回ってみます。

1周回って、最初の沢に戻ってきました。何気なく沢を眺めると、目の前をカモが! 距離約30m! 反射的に藪に隠れ、膝を着いた姿勢でエースハンターを構えます。
カモは左から右に泳いでいます。少しリードが要りそうな気もしますが、じっくり狙っている余裕はなく、首を狙って引き金を引きました。

パン! 当たった! いや、半矢か!?

左下に着弾がずれたようです。カモは飛べないようですが、水面をバチャバチャ泳いで遠ざかっていきます。急いでエースハンターをポンプしますが、間に合いません。100mくらい先の藪の下に入っていきました。

カモの行き先を良く確認し、あとを追いかけます。再度、猛ダッシュしてカモの消えた岸辺を目指します。このとき、なんと前回無くしたペレットホルダーを発見! こんな藪のなかで見つかるなんて! とりあえずポケットに突っ込んで先を急ぎます。

岸辺に沿ってカモが逃げ込んでいないかチェックしますが、姿が見えません。きっとどこかに潜り込んでいるはず・・・
その先の沢まで探しますがダメ。

作戦を変えて、対岸から双眼鏡で探してみます。氷の張っていないところは全てチェックしますが、カモの姿はなし。もう一度池を一周して沢をチェックしてもダメ。

2時間ほど探し回りましたが、見つかりませんでした。残念。飛んで行ったのか、岸に上がって藪の中に入ったのか・・・?
初めて狙ったカモは半矢で逃がしてしまいました。

咄嗟に撃った割にはよく当たったなあと思いますが、やっぱり頭か首に当てないとダメですね。一度視界から外してしまうと見つけるのは大変です。

1日山を走り回り、はかなり充実(疲れた)してましたが、ボウズ記録は記念すべき10回連続を更新中!

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