2018年8月に発注してから、早や8か月。ようやくジムニーが納車となった。
オプションは、ルーフレールとドアバイザー、フロアマットのみ。
色々調べると、納車直後はトップコートやアンダーコートをやっておいたほうがいいらしい。オフロード車だし、車体はピカピカじゃなくてもいいので、トップコートは見送ることにする。まあ、こまめにワックスをかけよう。
アンダーコートは、車体下部の防錆を行うもので、雪の多い地域では道路にまかれた融雪剤がサビのもととなるため、必須だそうだ。
このあたりは雪は多くないものの、山を走ると融雪剤がまかれているので、アンダーコートはやっておきたい。
専門店に頼むと5万円くらいかかるそうだが、アンダーコート剤はスプレー缶でも売られているので、自分でやっている人も多い。いろいろ種類はあるが、評判のよかったノックスドールにした。
どのくらい買えばいいのかよくわからなかったが、他の人のブログを参考に、計7本購入。全部で18000円くらい。
やってみた結果、ジムニーならこの量で十分だと思う。
- ノックスドール700 ×1
溶剤なし、無色。ドア内用。 - ノックスドール750 ×2
溶剤あり、無色。ボンネット内、フレームの下地用。 - ノックスドール900 ×4
溶剤あり、真っ黒。フレーム用
その他必要なもの。
- ジャッキスタンド(ウマ)×2
車体下に潜るので、ジャッキスタンドは必須。1個だと1輪ずつタイヤを外さないといけないので、2個あった方がいい。耐荷重はジムニーなら3tあれば十分。
ジャッキは、できればフロアジャッキでやったほうが安全だと思うが、車載ジャッキでもなんとかなった。 - マスキングテープ
新聞・ビニールなどでマスキング必須。特に車体はしっかり養生したほうがいい。ビニールとマスキングテープが一体になったものが楽でいい。 - ゴーグル、マスク、手袋
クルマの下に入ってスプレーするので、ゴーグルは必須。 - 汚れてもいい服
ノックスドール900は服につくととれない。 - 床の養生をするなにか
スプレーしたあと、ある程度床に垂れるので、汚したくない場合は養生必須。 - 時間
丸3日かかった。うまくやればもっと早いだろうが、初めての人は余裕をみたほうがいい。
まずはジャッキアップしてスタンドをかまし、タイヤを外す。私の場合、片側2輪ずつ施工した。タイヤを外したら、ブレーキ・ゴム部分・稼働部分にノックスドールがかからないよう、マスキングする。
いま見ると、車体へのマスキングがかなりテキトーである・・・ ノックスドールは車体についてしまうと厄介なので、もうちょっとちゃんと養生したほうがいい。
ちゃんと養生ができたら、下地として750をざっと吹く。片側1本使う感じだが、ボンネットの中、エンジンルームまわり、バンパーまわりにも使いたいので、少し残しておく。
次に900を吹く。こちらは片側2本使い切るつもりで、徹底的に吹く。ジムニーのラダーフレームには、水抜きの穴があっちこっちに開いているので、その中にもきっちり吹く。ロングノズルが付属しているので、奥までノズルを突っ込んだあと、引っ張り出しながらスプレーするとよい。
ジャッキスタンドをかましているものの、下に潜りこんでスプレーするのはかなりキツい。
外から見える範囲はしっかりスプレーできたが、フレーム内側などの死角になる部分は塗り残しもあった。このあたりはセルフ施工の限界だと思う。間違いなくきっちり塗りたい人は、信頼できる専門店に頼んだ方がいい。
前後輪のタイヤハウスにスプレーした状態。このあと、ジャッキアップした側から、手の届く範囲内でラダーフレームの施工を行った。
ここまでで丸1日かかっている。反対側にもう1日、その他の部分に1日で合計3日だ。
- 1日目:
右側前後輪を外して養生、アンダーコート施工(750、900) - 2日目:
左側前後輪を外して養生、アンダーコート施工(750、900) - 3日目:
前後バンパーを外して養生(750)施工、ドア内部に施工(700)
うまく養生(マスキング)するのが一番大変だった。細かなところも多いし、気を使う。
車体下側の施工が終わったら、前後バンパーを外して見える金属部分に750をスプレーする。ボンネット内部(ロングノズル使用)、エンジンルームまわりの金属部分にもスプレーするが、エンジンや樹脂パーツにかからないように注意が必要。
~やってみた感想~
かなり大変な作業だった。3日もかかったが、もう一回やれば2日くらいで済むかもしれない。プロとは比べ物にならないレベルだと思うが、自分で施工したことでいろいろと構造も見れたのでよかったと思う。
了