数あるサバイバル番組のなかでも、トップクラスにサバイバル色の強い番組、それがヒストリーチャンネルで放送中の「ＡＬＯＮＥ ～孤独のサバイバー～」です。
１０名の参加者のうち、誰が最も長くサバイバル生活を続けられるかを競うこの番組。シーズン１の評判が良かったのか、シーズン２が始まりました。優勝者には、なんと５０万ドルが賞金として贈られます。
普通はショー的な要素があったり、人間関係をクローズアップするなど、何らかの演出が入ることが多いのですが、そういった演出は最小限に抑えてあります。
なので、撮影スタッフが同行することもなく、ほとんどが自撮りのため、映像としてみると地味なシーンがほとんど。サバイバル期間が長くなればなるほど、自分語りが増えてくることも、地味さに拍車をかけます。
興味深いのは、リタイヤの理由です。初期にリタイヤする人は、総じてサバイバルスキルの不足・・・みたいな理由が多いのですが、後半戦まで生き残ってリタイヤする人は、ほとんどがメンタルをやられています。
「家族に会いたい」とか「こんなことに意味があるのか？」とか、今更それ言うの？と思えるくらい、心が折れてしまう参加者たち。それだけ過酷なサバイバルなのでしょう。シーズン１の優勝者も、最後のほうは仙人みたいになってましたからね。
日本でも同じコンセプトで番組やってくれたら面白そうです。もちろん、登場人物は日本人ばっかりで。ＢＳでやってくれませんかね。