クィーバーを自作する。

ロングボウ用のクィーバー(矢筒)を自作してみました。

本革製で、背負うか腰に吊るすかを選べるようにします。革は、手持ちの中にちょうど良いサイズがありました。色は紺色でちょうど良い感じです。背負うときのベルトは、エアライフル用のスリング(負革)を併用します。

まず、スリングをとめる金具を作ります。市販の真鍮リングでいいのですが、手持ちに4mm真鍮線があったので、これを加工します。

適当な太さの鉄棒を万力で固定し、芯にします。

quiver-1

鉄棒に真鍮線をグルグルと巻いていきます。4mmの真鍮線だと素手では難しいので、ペンチを使った方がいいでしょう。その際、真鍮線に傷がつかないように、ペンチの先を布か革で保護しておきます。

quiver-2

何回か巻いたら鉄棒から引き抜き、輪になる箇所で切断します。4mmの真鍮線だとニッパーでは切れないので、ワイヤーカッターか金ノコで切ります。今回は金ノコで切断しました。

quiver-3

切断できたら切り口のバリをとり、形を整えたら完成です。4つの真鍮リングができましたが今回は3つ使う予定です。

quiver-4

これで材料が揃いました。革は折り畳んで2辺を縫うだけなので、単純な構造です。

quiver-5

まずは折り畳んだ状態で接着剤を使って仮止めしました。乾くまでクリップで固定しておきます。
接着剤が乾いたら、縫っていきます。

quiver-6

形はシンプルですが、少し縫う距離が長いので大変です(今回はミシンを使ったので楽でした)。糸はケブラー(5番)を使いました。ケブラーは摩擦に強く、レザー用品の縫い糸として優秀だと思います。

筒の底のほうには、内側に革を当てて少し厚くしてあります。矢のポイント(先端)の部分が革に挟まれて、抜け落ちにくくしています。
少々縫い目が荒いのですが、まあ自分用ということで・・・

quiver-7

だいたい12~15本くらいの矢を入れられます。背負ってみると、ほぼ思ったとおりの位置で矢を抜くことができました。次の試射で使ってみたいと思います。

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