エンブレム塗装と思わぬ悲劇

新型ジムニーのデザインには不満が全くなくて、これまでのカスタムは実用重視のものがほとんどだった。

なので、エクステリアはほとんど手をいれていないのだが、エンブレムだけは少し気になっていた。好みではないクロムメッキ加工されているのである。

オプションでマットブラックとかがあれば選んでいたと思うが、あいにくそんなオプションはなかった。両面テープで貼ってあるだけなので、剥がしてしまう人もいるようだ。

剥がそうかなと思ったが、今回のジムニーには、スズキ開発者の並々ならぬ情熱を感じている。そのメーカーの顔、クルマの名札と言えなくもないエンブレムを剥がしてしまうのは、なんとなくしのびないような気がする。やっぱり剥がすのはやめよう。

では、黒っぽく塗装したらどうか。調べてみると、クロムメッキパーツの塗装は難しいっぽい。キレイに仕上げようとおもったら、一回剥がして塗装したあと、貼りつけないといけない。

そこまでするのもめんどくさいなあと思っていたら、良さそうなものを見つけた。

ちょっとお高めで1000円くらい。

エンブレムを外さなくても、そのままで塗装できるらしい。レビューによると、ムラなく塗るのは難しいらしいが、キレイに塗れなくても黒っぽくなればいいのである。

早速購入。どんな感じかわからないので、とりあえず鍵穴で試してみた。

予想通り、ちょっとコツがいる。

あ~、コレはアレだ。昔、プラモデルに筆で塗装していたときの感覚だ。つまり、キレイに塗るのはかなり難しい。まあ、ムラになるのは構わない。

ボディにはみでそうで怖い。

まずは、「SUZUKI」から。ボディにはみ出ないように慎重に塗っていく。かなりムラになるが、何回も重ね塗りすると少しマシになる。

なんとなくコツをつかんできた。

画像ではムラムラしている。このあと重ね塗りして、だいぶマシにはなった。

続いてフロントのエンブレム

ムラムラしているものの、クロムメッキのギラギラが消えていい感じになった。次の日、自宅の駐車場で重ね塗りしているとき、事件は起こったのである・・・

駐車場で後ろ側のエンブレムを塗装していると、隣のカローラが帰ってきた。バックで車庫入れをしているようだが、私の位置からは死角になって見えない。クルマの後ろにしゃがんでたらビックリするかなと考えていたそのとき・・・ゴツン!!

やられた~

なんと、車庫入れ失敗してぶつけられるという大惨事。こすったとかではなく、結構まっすぐ突っ込んでいる。

カローラから降りてきたのは70歳くらいのご老人。隣の駐車場だが、初対面である。「なんでぶつかったんだろうなあ~」みたいなことをブツブツ言って、ご自身も納得いかない様子。

「こっちが聞きたいんじゃーい!!」と叫びたいのを堪え、警察に電話する。人身事故ではないが、事故処理のためすぐに来てくれるそうだ。

テールランプが割れている。

カローラ(ぶつけた側)の被害はテールランプが割れたくらいで、ボディにはあまりダメージがないように見える。どうでもいいが。

ボディに写っているのはおまわりさん。

我が愛車ジムニーのほうはというと、グリル横のボディが凹んでいる。まだ納車6か月しか経ってないのに・・・

その後、先方の保険屋と連絡。「お怪我がなくてなによりです」と言われるが、精神的ダメージが大きすぎてそんな気分にはなれない。クルマに乗っていない状態でぶつけられたので、100%先方の保険で修理するとのこと。

「そんなもん、当たり前じゃーい!!」と叫びたいのをぐっと堪え、今後の手続きを確認して終了。

その後、奥さんに事の顛末を話したら、「ケガなくてよかったね」。まあ、そうなんですけどね・・・

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