うちのジムニーは一番下のグレード(XG)なので、ウレタンハンドルである(上のグレードは本革ハンドル)。
昔なら、ハンドルごと交換していたのだが、今のクルマはエアバッグがあるので、ハンドルを交換するのは敷居が高い。
ウレタンだと手触りが悪く、汗で滑るので、せめてハンドルカバーを付けることにした。
素材はやはり本革がいい。きっちり作り込むと大変だが、仕上げを気にしなければ自作できそうだ。
革は栃木レザーの余っていたものがよさそうだ。糸は耐久性を考えてケブラーを採用。裁断、縫い穴開けなど、先にできる作業を済ませる。
下準備ができたら、革を充分に水にぬらしておく。こうすることで革が伸びやすくなり、ハンドルにフィットする。ぬらした革と道具を持って、いざ車内へ。
まずは、用意した革をハンドルにセットする。小さめに作っているのでキツイが、頑張って押し込む。
革がセットできたら、あとは延々と縫うのみ。
縫うこと自体は難しくないが、ずーっと車内で作業しないといけないのが辛い。ハンドルを外して自宅で作業したほうが楽かもしれないが、エアバッグを外すのは怖いので、車内でがんばった。
適度な太さになり、しっとりした革の感触が心地いい。汗で滑らないので、運転しやすくなった。
次は、ペダルカバー・フットレスト・ブースト計・電圧計を取り付けたい。
了