メタルマッチのテスト

山に入って火を起こすときは、メタルマッチを使っています。使いやすいのはライターかマッチなんですが、濡れていても使える安心感はメタルマッチが一番ですね。少しコツがいるので、普段から練習するようにしています。

念のため、防水対策したライターとローソクもバックパックに入れてるので、もし遭難したらそっちを使いますが(笑)
今回、新しく購入したメタルマッチを試してみます。

これまで使っていたのは、ガーバーのベア・グリルスモデル。金属棒と火打ち金がケースに収納できるようになっていて、ストラップには緊急用のホイッスルが付いています。本体部分には、火口として脱脂綿も収納されています。

ガーバー

今回試すのは、LIGHT MY FIREのメタルマッチ。メタルマッチの定番品です。金属棒と火打ち金をストラップで繋いだだけのシンプルなもの。火打ち金の持ち手の部分は、ホイッスルにもなっています。ガーバーと違って、持ち手の部分が細くて持ちやすいです。

メタルマッチ

実際に火をつけてみるため、散歩がてら裏山に入ります。山に入ってすぐ、いつもと様子が違うことに気づきました。「毛虫」が大量にいます。
木に止まっているだけなら害はありませんが、木の枝から糸でぶら下がっているので、歩いていると顔面を直撃しそうです。今の時期は毛虫が多いのですが、まさかこんなにいるとは・・・ 人の入っていない道を歩くと、毛虫が鈴なりになっています。

流石に気持ち悪いので、長い木の枝を拾ってきて振り回しながら進みます。

毛虫

1時間ほど歩いて人気のない場所まで来ました。まず火くちを探します。猟期のときは、湿気が多いし時間もないので、新聞紙の切れ端をポケットに突っ込んでおいて火くちにしています。紙は携帯性が良くてすぐに手に入るのでよく使いますが、火花からは引火し難いのでオススメできません。

今回は、自然のものから火くちを探してみます。暖かい季節で乾燥しているので何でも燃えそうですが、枯草を使ってみます。写真のような草むらがあれば、枯草を集めることができます。

草むら

指を熊手のようにして何回か草むらをかき回してみると、枯草だけが手のひらに残ります。2回分も取れば十分です。

集めた枯草をよく揉み解し、ソフトボール大の大きさに固めます。細かい繊維が出るように、よく揉み解すのがコツです。

火口とメタルマッチ

何回かメタルマッチを擦ると、パっと燃え上がりました。やはり気温が高いと楽ですね。湿気が多かったり、火くちがいまいちな場合、メタルマッチの金属棒を少し削って火くちにかけておくと大きな火花が出て火が点きやすくなります。

無事着火

オイルライターにロウソクのコンビが一番便利だと思いますが、メタルマッチも練習しておくと役立ちますので、ぜひ。
山火事を起こさないよう、火の始末はきちんとしましょうね(^^)

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