北極圏1万2000キロ その他

猟期も終わり、これからは休日に本を読む時間が取れるようになりますね。仕事帰りに寄った本屋さんで探していた植村直己さんの本を発見! 即購入しました。最近買った2冊と合わせてご紹介です。

左から「鹿と少年」「北極圏1万2000キロ」「森の生活」
左から「鹿と少年」「北極圏1万2000キロ」「森の生活」

まず植村直己さんの「北極圏1万2000キロ」です。もとは文春文庫から出ていましたが、ヤマケイ文庫から新刊されたものです。これは前から探していたので見つけてラッキーでした。ヤマケイ文庫にはこの勢いでグリーンランド単独行も出してもらいたい。

内容は、植村さんらしい朴訥とした文章で、極地における極限状況が伝わってきます。この本が発表された当時、ソリ犬を酷使することに対する批判が動物愛護筋から出たそうです。

まあ、普通のペット愛好家から見れば、ソリを引かせるために犬を鎖やムチでドツキまわすなんてけしからん!というものでしょう。しかし、極地探検の本を読めばわかりますが、極地での生活やソリ犬というのはそういうものなんですよねぇ。

植村さんの本は何故か飽きないので、定期的に読み返してます。もっと多くの著書を出して欲しかった・・・

写真左は、ローリングスの「鹿と少年」。児童文学ですが光文社古典新訳文庫の新訳版は、大人でも読み応え十分、ピューリッツア賞受賞作です。娘(中三)から勧められて読みました(笑)

内容は、フロリダ半島の厳しい大自然の中で暮らす少年ジョディと小鹿の物語。ほぼ全編に渡り、父親ペニーとの狩猟が語られ、ほとんど狩猟小説のようです。この緊迫の狩猟シーンはハンター必読です。

最後はアウトドア小説の元祖といえる「ウォールデン 森の生活」です。19世紀末、ソローさんが森の暮らしを綴った本です。

難解なことで知られる本ですが、2004年発行の新訳版は細かい注釈がとても読みやすく、アウトドアマン必読の一冊となりました。装丁も素晴らしい。
それでも難解なので、ベッドで読むとすぐに寝れます(笑)

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