ストライカーを自作する

ブラボー1用のストライカーを自作してみます。当初、ストライカーはブラボー1のジンピングを使えるかもと思いましたが、実際にやってみるとイマイチでした。角が立っていないので、良い火花が出ません。


ジンピングではなく、平らな部分を45度くらいでロッドに当てると、まあまあの火花がでます。が、大したことない火花の割にナイフが汚れてしまいますので、自作することにします。

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私の思うに、ファイアースティールの性能を左右するのはストライカーです。

自作する場合、いかにエッジを作るかがポイントになりそうです。今回は、何かのオマケで付いてきた簡易レンチから削り出してみます。

レンチ
レンチ

材質はわかりませんが、一応工具なのでそれなりに硬いはず。まずは、ドレメルで余分なところを切り取ってからエッジ角を立てます。あまり鋭すぎたら危ないですが、鈍すぎるとダメです。指の腹を当てて引っ掛かるくらいで調整します。パラコードを通す穴を開けたら出来上がり。

早速使ってみますが・・・一応火花は出るものの、全然ダメ。どうもエッジが鈍いようです。目で見てわかるくらいの角度がついているのですが、材質が柔らかいのかもしれません。何種類かのおまけレンチで試してみましたが、結局どれもイマイチでした。

やはり材質が柔らかすぎるように思えます。身近なところで代用できそうなのは・・・ちょうど擦り切れたヤスリがありました。少し薄いので強度が心配ですが、ストライカーにするくらいなら大丈夫でしょう。

試しに、ドレメルでエッジを付けてみます。砥石を当てるとゴリゴリと火花が散って、いかにも硬そうです。適当にエッジを立てて、ロッドを擦ってみると、「ジャッ」と良い感じの火花が出ました。適当な長さに切って、パラコードを通す穴を開ければオッケーです。

しかし・・・ドレメルで切るのは問題なかったんですが、手持ちのドリルではどうやっても穴が開きません。普通の鉄工用ドリルでは、焼きの入った鋼には歯が立たないようです。木の持ち手を付けようかと思いましたが、ブラボー1のシースに付けたいので、持ち手を付けるとジャマになります。

仕方がないので、元プロに頼むことにしました。実家の父は、特殊な旋盤で彫刻する仕事をしていましたが、今はセミリタイヤしています。頼んでみると、苦労しながらも穴を開けてくれました! さすが元プロ! やはり、通常の鉄工用ドリルでは歯が立たず、何種類かのドリルを使い分けたのだそうです。

完成品
完成品

今回はなかなか実用的なストライカーにすることができました。材質によっては、色々なものができそうです。また試してみたいと思います。

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