バークリバーのブラボー1

買っちゃいました。バークリバーのブラボー1。

去年、トヨクニのナイフを買ったので、しばらくナイフは買わないつもりだったのですが・・・
色んなレビューサイトや動画を見ていたら、なかなか出来が良さそうだったので、思わず買ってしまいました。

箱

まあ、衝動買いっちゃ衝動買いですが、一応理由はあります。
狩猟に持っていく刃物の選択を、
・とにかく軽量化:折り畳み式のナイフを1本
・キャンプにも対応:鉈とナイフを1本ずつ
・バランス型:刃長が100~150mmくらいで頑丈なもの1本
のパターンで試してきました。私は鳥猟なので、極端な話Buck110だけでも大丈夫なんですが、
猟場でキャンプするときはBuck110だけでは心細い。
とはいえ、できるだけ軽量化したいので、鉈とナイフを持つのは(重量的に)ちとつらい。
で、結局はオールマイティな1本が欲しくなりました。

で、トヨクニのサイトで良さそうな1本を見つけたのが去年の話。ちょうど好みの形で、鋼材は青紙2。使ったことのない鋼材ですが、評判はいいので問題ないでしょう。

というわけで、去年はトヨクニのナイフを使ってたんですが、思っていたものとちょっと違ったのです。
(ネット通販なので仕方ないことですが)
刃の厚みが4~5mmは欲しいんですが、このナイフは根本の方は4.5mmあるものの、先にいくほど細いクサビ型をしています。
おかげでトヨクニと思えないほど、箱出しでも良く切れますが、先端付近は細すぎて強度的に不安があります。

また、別の和式ナイフでバトニングしていたとき、衝撃で口金が外れてしまったことがありました。
厚さ3mmの渓流ナイフでバトニングしたのが悪いのですが、和式ナイフの構造上、小型(刃長100mm前後)のナイフで何でもやろうとするのは、無理があるように思えてきました。

一般的な和式ナイフは、木の柄を1~2本のピンで止めています。タングの長さは柄の半分程度のため、上からの衝撃は
タングと柄の接続部にモロに掛かっているような気がします。もちろん、それを想定して作られた頑丈な和式ナイフもあるでしょうが、
実際に口金が外れてしまうケースもある訳ですから、不安が残ります。

このふたつのことが気になっていた訳ですが、今回購入したブラボー1は、これらの問題を解消している点が魅力的でした。

ブラボー1
グリップは木製(ココボロ)。箱出しでも、スイスイ紙が切れるくらいの刃がついてました。Fieldモデルなので、ランプレスはありませんがジンピングが付いています。以前のモデルでは、ジンピングの角が立っていたようですが、今回のものは面取りしてありました。

まず、刃の厚さが5.5mmもあります。そのうえ、フルタング。5.5mmでフルタングなら、バトニングくらいではビクともしないでしょう。しかも和式ナイフと同じく、コンベックスグラインド(蛤刃)です。ただし、マイクロベベルが付いてますので、切れ味を追求したい方は研ぎ直しが必要ですね。私は全く気にならないレベルだったので、そのまま使います。
ジンピングは面取りしてあるので、親指が痛くなるということはありませんが、角が立っていないので、ストライカー代わりにはなりません。

刻印
鋼材は3Vにしました。ジンピング(滑り止め)は、角が立っていないので指で押さえても痛くありません。

鋼材は、A2と3Vで悩んだのですが、結局3Vにしました。基本的には炭素鋼が好きなのですが・・・ とにかく頑丈なものが欲しかったので、今回は3Vです。サビに強いというのもいいですね。

シースのみ
革製のシースが付属します。ファイヤースターター用のループが付いていて、6mm径のファイアースターターを差せます。

付属のシースは結構しっかりした革で作られていますが、いかんせんステッチ(縫い目)が雑です。なんというか「ナイフが持ち運びできればいいんだろ? ほらよ」的な開き直りを感じます。ステッチが乱れているだけならまだしもコバの処理もひどいので、ポーチ型のシースを自作しようかと思います。

シースノーマル
ブラボー1をシースに収めたところ。見た目はいいのですが・・・
ブラボー比較
上からBuck110、ブラボー1、トヨクニ
厚さ比較
刃の厚さを比べてみます。

上の画像は、真ん中がブラボー1、左がトヨクニの剣鉈、右がBuck110です。左のトヨクニは、太い部分で4.5mm、切っ先付近では2mm程度まで細くなっています。右のBuck110は3mm、真ん中のブラボー1は5.5mmです。

さすがに5.5mm厚の刃はかなりの迫力ですね。山で使うのが楽しみです。

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