スーパーカブ（AA04）のボアアップ挑戦　総括

スーパーカブ（AA04）のボアアップを行った結果、今のところ問題なく意図したとおりの結果が出ていますので、総括としてまとめておきたいと思います。

スーパーカブ（AA04）のボアアップ挑戦　その1
スーパーカブ（AA04）のボアアップ挑戦　その2

～購入したもの～

• • 武川 ハイパーS-STAGEボアアップキット 81cc
    コレがないと始まらないボアアップ用のキット。定価4万円くらいだが、GT商会さんのサイトで33600円で購入。シリンダ・ピストンに加え、スポーツカムシャフトやドライブスプロケット、FIインジェクションコントローラなど、ノーマル状態からのボアアップに必要なものは全て揃っている。
    武川の他にも、キタコというメーカーからもボアアップキットが出ているらしいが、良くわからなかったので、最初に見つけた武川を選択。

• • HONDA純正サービスマニュアル
    ネットオークションの新品で14000円。探せばもうちょっと安いところもあった（後で気付いた）。ボアアップキットのマニュアルに純正マニュアルを見ながら作業せよと書かれていたので購入。ほとんどの作業は武川のマニュアルで理解できたが、細かなところは純正マニュアルで確認した。高額だが、後々も使えるので、初心者は買った方が良い。

• • HONDA純正パーツリスト
    ネットオークションの中古で1000円くらい。最初はいらないと思っていたが、純正のボルトを折ってしまい、ホンダディーラーまで出向かないと発注できなかった（部品の型番がわからなかった）ので購入。パーツリストで型番を確認すれば、このサイトやこのサイトから発注できる。

• • シグネット トルクレンチ 1/2sq 20-200Nm
    ネットオークションで8000円くらい。トルクレンチの類いはひとつも持ってなかったが、マニュアルに規定トルクを必ず守るように注意書きされていたので購入。ところが、良くわからないままテキトーに選んだため、スーパーカブには大きすぎるトルクのものを買ってしまった。今回の作業では10nmから59nmの範囲が必要なのに、20-200nmのトルクレンチでは大きすぎる。小さ目のトルクレンチを買い足すことになった。全長が50cmくらいあり、大きすぎて扱いづらい。スーパーカブ用なら、最大100nmくらいがちょうどいいと思う。
    

• • シグネット トルクレンチ 1/4DR 5-25Nm
    小さいトルクをカバーするために購入。ネットオークションで8000円くらい。スーパーカブは、10-12nmで締めることが多く、サイズもちょうど良くて使いやすかった。

• • 4pc ソケット 変換 アダプター forラチットレンチ
    560円くらい。トルクレンチを買ってから気付いたのだが、トルクレンチの差込口（４角のところ）にはサイズがあって、1/2とか1/4とか大きさが異なる。それらを変換するためのアダプタ。トルクレンチのサイズをちゃんと統一して揃えれば、いらないのかもしれない。
    

• • 武川 ユニバーサルホルダー
    2000円くらい。カムスプロケットを固定するための工具。必須だが、今後シリンダーヘッドを開けない限り、2度と使わないと思う。自作もできそうだが、安いので買った方が無難。
    

• • シンワ シックネスゲージ 100mm 9枚組
    646円くらい。バルブクリアランスの調整をするための工具。スーパーカブ（AA04）の場合0.1mmで調整するので、0.1mmの板を持っていればそれでいいのかも。持ってないので購入したが、たぶん2度と使わない。
    

• タペットアジャストレンチ
  1170円くらい。バルブクリアランスの調整をするための工具。無くても他の工具で代用できそうだが、あった方が断然楽。初心者には必須。ただ、2度と使わないと思うが。
  

～ボアアップ効果～
各ギアのトルクがはっきり体感できるほど上がった。今まで2速全開でなんとか上っていた坂を、3速で余裕で上れるようになった。
一方、スタートダッシュは、確かに早くなったとは思うが、劇的な変化というほどではない。つまり遅い。ボアアップしたとはいえ、ドライブスプロケットを14Tにしていることと、ドライバー（私）が重い（85kg）ことが影響していると思われる。
最高速は、4速での余裕が出来たのは明らかに体感できるが、実際にスピードを出していないのでわからない。

気になる燃費だが、当初はボアアップした分悪化するのではないかと思っていたが、実際に走ってみるとトルクに余裕が出来た分、以前ほどエンジンを回さずに走れているような気がする。次回の給油が楽しみ。

了