今泉忠明さんの「アニマルトラック＆バードトラックハンドブック」をご紹介します。トラック（Track）とは、足跡のことで、この本ではいろいろな動物や鳥の足跡や習性が解説されています。
掲載されている動物は、
- イノシシ、ニホンカモシカ、ニホンジカ、エゾシカ
- キツネ、タヌキ、イヌ、ネコ、イリオモテヤマネコ
- ハクビシン、テン、クロテン、ニホンイタチ
- オコジョ、イイズナ、アナグマ、ニホンカワウソ
- ツキノワグマ、エゾヒグマ、ニホンザル
- ノウサギ、ユキウサギ、アマミノクロウサギ、ナキウサギ
- ニホンリス、キタリス、シマリス
- ムササビ、モモンガ
- アカネズミ、アズマモグラ、トガリネズミ
- アオサギ、コウノトリ、ツル
- ハクチョウ、カモ
- ハト、キジ、カケス
など多岐に渡っており、それぞれの足跡はもちろん、習性や食性がイラスト付きで解説されています。特に足跡は、実物大（メジャー付き）で掲載されており、動物ごとの特徴がわかるようになっています。そういえば、狩猟読本（狩猟免許の教科書）でも狩猟鳥獣の足跡が解説されていましたが、さすがに専門書、一味違います。
手帳サイズで持ち運びに便利なので、山歩きのときに持っていると、いつもと違った視点で周囲を見渡すことができます。実際に山で見る動物の足跡は、素人には只の窪みと判別することすら難しいですが、怪しい窪みの前に這いつくばって本書と交互に見比べていると、よくわからなくても面白いです。アウトドアのお供にオススメです。
了